【五大栄養素】炭水化物とは②
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作成日:2019年11月24日(日)
炭水化物とは何か。
前回のお話からもう少し掘り下げましょう。
炭水化物は、大きく「主にエネルギーの源になる糖質」と「ヒトの消化酵素で消化されない難消化性成分の食物繊維」に分けられます。
そして、また「糖質」ももう少し細かく分類する事ができます。
上図が示すように、
「糖質」は単糖類・二糖類からなる【糖類】と、多糖類、糖アルコール、その他と分けられます。
単糖類とは、糖類の最小構成単位であるブドウ糖、果糖等を指し、
二糖類は単糖類が2つつながったもので、砂糖や乳糖、麦芽糖等を指します。
この2種類を合わせて【糖類】と分類しています。
そして多糖類は、単糖類が3つ以上つながったもので、オリゴ糖やでんぷん等を指します。
糖質は最小単位、つまり単糖類まで分解されてからエネルギーとして使われます。
糖質が消化されるには単糖類が沢山つながっているほど時間がかかり、ゆっくりと吸収されていきます。
つまり精製された砂糖はほぼ純粋な二糖類の為、すぐに消化・吸収され血液を通じて全身に運ばれます。
対してオリゴ糖やでんぷんといった多糖類は、消化吸収が穏やかにすすむため、急激な血糖値の上昇を抑え、腹持ちが良い状態となります。
偏に炭水化物(糖質)といえど、細かく見てみると消化吸収の度合いが違うほか、食品には、炭水化物の他にもいろいろな栄養素が含まれています。
食事をとる際、その食品にはどのような栄養素が含まれているのか。一度考えてみてはいかがでしょうか?